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三月のパンタシア



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三月のパンタシア

サマーグラビティ

Lyricist:40mP
Composer:40mP

教室がまどろんでいる 陽に焼けたノート 答えのない問題
あいまいな日常風景 君の輪郭だけが鮮明
飲み切れないほどの日々 甘酸っぱいシェイク この夏限定の
油断していたら消えていく それは蜃気楼のように

きっとスタート合図はもっと前から鳴っていて
周回遅れの感情が今、目指すは水平線へ

もう夏の重力に体が溶かされないように海岸まで走った
不安も焦燥感も脱ぎ去って裸足で駆けてゆく
もう君の引力を抜け出すことはきっときっとできないから
夕景と群青が入り混じってるぐちゃぐちゃな空に
ただ叫んだ

ノイズ混じりのラジオ また最高気温 例年より上昇
前日比 0.3℃ 恋が熱くなったみたいだ
読みかけの推理小説 複雑怪奇 まだ謎は解けない
延滞できそうにもないよ 夏は立ち止まってくれない

ほんの少しだけの勇気と語彙力があれば
感動的なセリフでさ 伝えられたのにな
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もう夏の重力に体が溶かされないように海岸まで走った
退屈な景色 昨日とは明らかに違う
もう君の引力を抜け出すことはきっときっとできないから
単純で難解な問いかけ 見つけたその答えを
ただ叫んだ

汚れたシューズで駆け出した衝動 一方通行
引き返すことはできない
君の想いより1秒先に波打ち際へ飛び込んだ

今、風に化けてゆく 錆びついた体・心 全身ゼロになって
何にもない日々を追い越して明日へ手を伸ばす

もう夏の重力に体が溶かされないように海岸まで走った
不安も焦燥感も脱ぎ去って裸足で駆けてゆく
もう君の引力を抜け出すことはきっときっとできないから
夕景と群青が入り混じってるぐちゃぐちゃな空を見下ろして

単純で難解な問いかけ 見つけたその答えを
ただ叫んだ