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THE HEART



歌詞
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THE HEART

最後の砦

作詞:井口一彦
作曲:井口一彦

この部屋から笑顔が
ひとつ足りなくなって
もうどれ位 経ったのだろう
お袋と二人きりの毎日も
まんざら悪くはないと
感じてるけど ため息をつくたび
またひとつ老け込む お袋の姿は
今の俺にはまだ重すぎる

出て行った親父を 恨みはしないけど
残された二人には この部屋は少し広すぎる
毎晩 ギター抱え歌う生活は
俺にわずかばかりの 余裕を与えてくれた
仕事終わりの酒も 美味く感じ始め
恥ずかしながら母の日に
カーネーションも渡せた

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あの頃の親父に
俺は近付いているかい
背伸びをしてみても
まだ少しだけ 足りないかい
この街に生まれて この街に育ち
俺を愛し育てた 親父を忘れはしない

愛すべきもの 支えて行くもの
戦いの内 守ることが
出来て初めて 男と呼ばれると
出て行く前に親父は
泣きながら言った
やがて俺も家族を愛し
子供を育て この街で戦う時が
来る筈さ その時初めて
解り始めるだろう
男が最後に守る 砦の意味が