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佐野元春



歌詞
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佐野元春

僕は愚かな人類の子供だった

作詞:佐野元春
作曲:佐野元春

幼い僕は泣いた
君が勇気を見せたとき
なぜなら僕には
勇気がなかったから

幼い僕は笑った
君が失敗したとき
なぜなら僕もよく失敗したから

幼い僕は怒った
君が闘いを挑むとき
なぜなら僕にも
理由がわかっていたから

幼い僕は空を駆けた
君が誰かを助けに行くとき
なぜなら君が
手招きをしたから

幼い僕はうれしかった
君が誰かに抱きしめられたとき
なぜなら僕も
誰かに抱きしめられたかったから

君は朝起きて
家族と食事をし
制服を着て学校に行った
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君は恋をして
友達と遊び
無茶をして
大人から叱られた
まるで僕と同じように
まるで僕と同じように

一度 君が歩くときの
靴が擦れる音を真似たことがある
でも僕の靴が違う音がした

やがて君は英雄になった
君は愚かな人類のために犠牲を払い続けた
君はその愚かな人類の仲間入りをしたいと願った

僕にはどうすることもできなかった
そして君は
僕の英雄になった

幼い僕は残酷だった
君がアンドロイドと知るまでは
なぜなら僕には愛も正義もなかったから

君がいなくなったとき
幼い僕は泣いた
さびしかったからではなく
なぜなら僕は
愚かな人類の子供だったから