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二葉百合子



歌詞
專輯列表

二葉百合子

小判鮫の唄

作詞:高橋掬太郎
作曲:大村能章

かけた情が いつわりならば
なんで濡れよか 男の胸が
かつら下地に ともしび揺れて
いつか浮き名の こぼれ紅

(セリフ)
「おらん様お情けうれしゅうは
存じますけれども、所詮この世で結ば
れぬしがない役者の中村 紅雀(こうじゃく)、どうぞ
お諦めくださいませ…と云うても真(まこと)は
明かされぬ、そうじゃどうせ捨て身のつ
なわたり」

好きといおうか 嫌いといおうか
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嘘と誠は 両花道よ
仇な夜風に まただまされて
ほろり落とした 舞い扇

(セリフ)
「おらん様 紅雀めがお言葉に
従わぬのはあなたの父御(てゝご)が私の父の仇
ゆえ、なのにあなたは命までもとおっし
ゃった…これが運命(さだめ)のお芝居ならば辛い
涙の牡丹刷毛」

誰の涙か 二片三片(ふたひらみひら)
まわり舞台に 散る花片よ
恋は一筋 生命(いのち)にかけて
なんの恐かろ 小判鮫