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二村定一



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歌詞
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二村定一

洒落男

作詞:L.Klein・F.Crumit
訳詞:坂井透
作曲:L.Klein・F.Crumit

俺は村中で一番
モボだといわれた男
うぬぼれのぼせて得意顔
東京は銀座へと来た

そもそもその時のスタイル
青シャツに真赤なネクタイ
山高シャッポにロイド眼鏡(めがね)
ダブダブなセーラーのズボン

わが輩(はい)の見染めた彼女
黒い眸(ひとみ)でボップヘアー
背が低くて肉体美
おまけに足までが太い
馴れ染めの始めはカフェー
この家は妾(わたし)の店よ
カクテルにウイスキーどちらにしましょ
遠慮するなんて水臭いわ

いわれるままに二三杯
笑顔につられてもう一杯
女はほんのり桜色
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エッヘッヘ しめたぞもう一杯
君は知ってるかい僕の
親爺は地主で村長
村長は金持で 伜(せがれ)の僕は
独身でいまだに一人

アラマアそれは素敵
名誉とお金があるなら
たとえ男がまずくても
妾はあなたが好きよ
おおいとしのものよ
俺の体はふるえる
お前とならばどこまでも
死んでも離れはせぬ

夢かうつつかその時
飛び込んだ女の亭主
物も言わずに拳固の嵐
なぐられた我輩は気絶
財布も時計もとられ
だいじな女はいない
こわいところは東京の銀座
泣くに泣かれぬモボ