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平川幸男



歌詞
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平川幸男

浪花の父子酒

平川幸男 & 秋岡秀治
作詞:もず唱平
作曲:三山敏

お前と呑むのは久しぶり
肴は何でも いゝけれど
色気がないのが淋しいね
呆けたらあかんで 親父さん
そろそろ枯れて エエ歳やのに
やもめは辛い 辛いものなのか

想い出すなァー。目元涼しくぽっちゃり顔で、
着物がよう似合う女やったなァ。
お袋さんのことかいな。
確かに親父のいう通りや、めったに逢えへん人やったなァ。

男で生まれて 来たからにゃ
涙は呑み込め 流すなと
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厳しい言葉を吐いたひと
オレにも云うてた これからの
人生ドラマ 主役はあんた
私は壁の 壁の花でよい

立てば芍薬(しゃくやく)、座れば牡丹。歩く姿は百合の花。
あんな別嬪(べっぴん) みたことないわ。
なんや親父、のろけてんのかいな。
倅に云うのはエエけど、人に聞かれたら笑われまっせ。

夜空にまァるい 月が出た
誰かに似ている 面立ちが
「あいつや」 「そうやな お袋や」
今夜は三人 相席で
呑み明かそうか 夜の明けるまで
乾盃しよう おーい聴こえたか