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岡野昭仁



歌詞
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岡野昭仁

歌を抱えて

作詞:岡野昭仁
作曲:岡野昭仁

食卓に並び切らないほどの魚料理
帰ってくる僕にとお父さんが釣ってきたらしい
「都会じゃなかなかこんな魚は食えんじゃろ?」
そう言って刺身を頬張る僕の顔を嬉しそうに眺めていたね

夕方のキャッチボール だんだんと熱くなるお父さん
何度も何度も 投げ方が悪いと 叱られた
「あの時は厳しくしすぎた」と後悔してたけど
仕事から帰って来るのを毎日毎日待ちわびていたよ

計画が苦手なお父さんの運転で家族旅行
思いつくまま 先へと進むもんだから
山道の国道 食事にありつけず2時間半
空腹を凌いだ後のレストランのカレーライスは格別だった

思い出がひとりぼっちになってしまったよ
頭の上をゆらゆら揺れてただ彷徨ってるだけ
僕の記憶は朧げで頼りないから
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もっと話して思いを馳せて
笑い合いたかった あの日に帰ったかのように

お母さんが旅立って21年がんばったね
独りになった虚しさと闘いながら
それなのに いつもいつも僕らのことを
心配してくれたよね 二人分の愛を注いでくれようとしていた

思い出はひとりぼっちになってしまうけど
振りむけばそこは日向ばかりで陰りのない道
あなたのもとへ生まれて来て良かったな
決して消えないその繋がりに
さよならなんて似合う言葉じゃないな

最近やっと僕の歌を褒めてくれた
だからもっとそばで聴いて欲しかったのに
大好きな海に二人で舟を浮かべて
幸せそうに旅に出た ずっと届けばいいな
現在の僕の歌が