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haju:harmonics



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haju:harmonics

ビスポーク

作詞:澤田空海理
作曲:澤田空海理

優しさってそんなに眩しいものでしたか。
拉げたと胸の中に宿したその形。

叩き割った壜の奥、愛がこびりついていた。
誰かに合わせて作る心が
どんなに不純なものだったとして。
傷つけられるのも、傷つけてしまうのも、
あなたは怖くて仕方ないのね。

それならば、
愛を知る人よ。せめて誠実であれ。
傷つけ方を選べるようにならないで。
守らない用法用量で守ったのは
自分の心だったんだね。
優しいね。

愛と情を切り離す。
それは木天蓼だった。
命に命が宿ることさえ
こんなに綺麗でおぞましいのね。
傷つけたくないのに、傷つけてしまうほど
あなたも辛くて仕方ないのね。

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それならば、
愛を知る人よ。どうか手放さないで。
あなたの価値は、あなたが信じたもの。
生まれ変わりなんて信じないでね。
わざと枯らした花がどんなに美しくてもね。

誰もあなたを殺さなかった。
故に、あなたが苦しんだなら、
憎んでいいから。
本音を晒すより、手首を隠す方が
楽だとわかっても急がないでね。

優しさは悲しさだ。
微睡むような悲しさだ。

さらばえて、
愛を知る術がこの世にないのを知る。
傷つけ方も知らず生きられないね。
守れない用法用量で守ったもの。
自分の形だったんだね。
抱き締めてあげて。

優しさってこんなに、