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Cheri



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Cheri

夏の陽炎

奇麗事で固められた
思い出を信じるより
この身を焦がすほどの
切なさが欲しいだけ
神様はなぜこの私を不完全なものにしたんでしょう

雲が裂かれる度に崩れ落ちる
闇に奪われる自分に平手打ち
あの夏の陽炎の行く先を
知らずに過ごせたなら楽なのに
ねえ今は何も憎んじゃいないのに

夜明け前には必ず
願い事を数えていた
あなたが祈る声に
じっと耳を澄ましていた
限りある時間の中で
あたしは何を残せるのでしょう

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新たな第1歩目を踏み出せない
怯えている自分に平手打ち
自分のためだけに流す涙
それさえももうすぐで乾きそう
ねえ早く助けてあたしを見つけて

雲が裂かれる度に崩れ落ちる
闇に奪われる自分に平手打ち
あの夏の陽炎の行く先を
知らずに過ごせたなら楽なのに

強く抱き締めて愛していると
囁いてくれるだけでいいのに
あの夏の陽炎の行く先は
あたしじゃない誰かの腕の中
ねえいつかわかる時がくるかしら
いつか忘れる時がくるかしら