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三月のパンタシア



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三月のパンタシア

青い雨は降りやまない

Lyricist:みあ
Composer:石活水

春が過ぎた空は灰色に覆われ
降り出す雨は憂いた記憶まで連れてくる
濡れて冷たい足元の赤いスニーカー
平気ですか、と指さすあなたの姿が浮かぶ

ただそばにいるだけで 心の色彩が少し濃くなる気がして
思いがけず目覚めた恋が息をしていた

言わなかった 口の中あふれる甘い水 のみこむたび喉の奥焼けて痛んだ
今でもまだひそかにヒリついて
身体は時に流されここにいるけど 心はずっとあの日々をさまよってる
ちっぽけな胸を濡らす青い雨はまだ降りやまない

ふいにひらいて差し出された青い傘
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晴れた空よりも澄んだ青が目の前にあった

あなたは素直なひとだ 傘の下にふたり肩ならべても
その瞳の真んなかに私が映ることはなかった

春が過ぎた空の灰色が泣いてる

言えなかった 口の中あふれる甘い水 のみこむたび喉の奥焼けて痛んだ
あなたのものになってみたかった
たった一度でいいからその瞳のなかで
'特別なひと'として触れ合いたかった
ちっぽけな胸を濡らす青い雨はまだ降りやまない

それでも季節がめぐるように 憂鬱な心をあたためる青空が
ちっぽけな胸を照らし いつの日かそっと輝くかな